素晴らしいウォールナットを産するアメリカの五大湖エリア。
カシワは、この地の木材会社・製材会社と共同し、最高品質の原木を厳選し、製材して、極力加飾することなく素材の美しさを生かした、より高品質なウォールナット材の開発に成功しました。この材を得て、はじめて生産できるようになったテーブルがプレミアムテーブルです。末永く使い続けられ、家財として明日に残る逸品です。
欧米では、切り出された丸太は、四角く製材して、耳を削ぎ落すのが一般的。
しかし、自然のなりわいさえも愛でる私たちの感性と向き合えば、日本の情緒風情を表現する上で、耳も大切な要素のひとつです。共同開発の中で、この点を明確に主張し、自然な風合いの材を確保できることとなりました。
カシワには、もうひとつ「ジャパニーズ・スタンダード」を世界へ…という思いもあります。カシワのもの作りへのこだわりと、「価値」が、ここにあります。
三枚の無垢材を贅沢に使い込んだ本物というにふさわしいテーブル。三枚である理由はテーブルの長端の部分に木の風合いあふれる耳をあしらうため。
ただ、一枚板にすると切り倒されても、なお生き続ける板は反りやすくなります。これを防ぐために板をつなぎ合わせるときに工夫を施し、出来る限り反らない様に心がけています。
木目と節目の美しさが特徴のウォールナットの良さが存分に引き出されたテーブル。それぞれの味わいがマエストロの腕から生み出されました。
森の材と出会い、それを家具というかたちで生活に生かしていくために70 年にわたって培ってきた技術とノウハウがさらに鍛えられ、磨かれていきました。
それを具体的なデザインとともに、後世へと伝えていくこともカシワに託された大切な使命だと考えています。
自然、人、生活とともに歩み、次世代に譲り渡せる家具づくり。その理想を追い求め、カシワは本物の家具をつくり続けます。